tekitou_su : paysages (oubliées)

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2012.5.16

 5月11日(金)の午後、学内にて僕には初めての演奏審査会が行われた。

 作曲科は年度ごとに曲の提出が科されていて、1年次はピアノと何かによる二重奏作品を提出しないといけない。(ちなみに2年では前期に日本歌曲(声と器楽)、後期に室内楽(3〜6人程度)が科されており、今は歌曲の作曲を進めている。)それで、二重奏と歌曲に関しては提出後に演奏審査が行われ、それで成績が決まるという具合になっている。

 今回の演奏審査会は今年の2月まで書いていた二重奏作品の審査で、僕を含めて提出した14人の作品が披露された。僕が提出したのはフルートとピアノの作品で、大体12分ぐらいの長さを要する。フルートには終始イレギュラーな奏法が盛り込まれていて、奏者にしてみればあまり喜ばしい曲ではないということは自覚がないでもない…(笑)しかし奏者2人は果敢にチャレンジしてくれて、合わせている過程でもかなり僕がプロヴォークされた感もあり、結果的に面白い演奏に仕上がったように思う。これにはもう二人に感謝してもしきれないくらいで、お礼に米俵でも貢いだ方がいいのかと思ったくらいである(`・ω・´)

 僕はこの曲が初めての非調性の曲で、作曲過程は材料の選定(音選び)から始まる壮大な長旅だったのだけれど、これがまたフルマラソン級のしんどさで、書いているうちに自分が一体何をしているのか分からなくなってくるような錯覚にしばしば陥ったりしていた。というかもう42.195kmずっと暗中模索という感じで、出来上がった曲を改めて眺めてみると自分でもなんでこんなの書いたんだ?という箇所がそこそこあったりする…。

 非調性の曲を書く時には、たとえば無調にしたって無制限に音を並べればよいというわけでもなく、調性以外の「音のグルーピング」を自分自身で打ち立てないといけない。これはめちゃくちゃ難しい。例を挙げると十二音技法という作曲技法は、ソナタ形式などに代表される「ある主題を発展させる」という伝統的な音楽構築の方法を基に、主題を曲の中で全面的に張り巡らせて、しかも主題自体は12個の音全部で作ってしまうという方法で調性の世界を回避しようとしている。これは12音からなる主題をひたすら展開しまくるという方法を用いて、調性から放たれた音たちが主題というグループでまとまっているように見せるワザで、この技法が進化するとトータル・セリエリスムというパラメータ処理の技法になる。

 それ以外にも「移調の限られた旋法」という奇妙な旋法(音階)があって、これはメシアンが使っていた旋法なのだけれど、調性感のぼけたようなシュールレアリズムな響きを得るには手っ取り早い手段でもある。という風に非調性と言っても様々な手段があったりする。

 で、僕はそのどちらも使わず、自分なりの音のグルーピングを探そうとしたのだけれど、 最後まであまり納得のいく方法が見出せず、色んなグルーピングが出たり隠れたりする意志の弱い音選択になってしまった。それは審査した先生方もその通りに聴き取っていて、ピッチの選択が課題だという講評を頂き、しかもそれはもう教えられるモノじゃないよねーなんて言われてしまったので、今猛烈に曲が書けない。どうしよう。(:3[___]

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(in5omniaから)

出典: kittenstropicalia

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  • 1ヶ月前 > kittenstropicalia
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せっかくだからシャリーノの作品リストを載っけてみようぜ。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) イタリア語には不慣れだから
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i 誤訳が多数あると思うがご愛嬌だ。
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃

サルヴァトーレ・シャリーノ Salvatore Sciarrino

1966 2台のピアノのための「ソナタ」 
1967 弦楽四重奏曲 「6つの小四重奏曲」から 
1968 ソプラノと12奏者のための「あかあかと 1,2,3」(松尾芭蕉) 
    オーケストラのための「子守歌」 
1969 ピアノのための「前奏曲」 
1970 オーケストラのための「Da a da da」 
    10奏者のための「ディヴェルティメント」 
    チェンバロのための「De o de do」 
    混声合唱のための「Aurelio Pesの『すてきな話』による音楽」 
1971 2台の教会オルガンのための「アラベスク」 
    ピアノのための「夜に」 
    ピアノのための「練習曲」 
    オーケストラのための「室内グランドソナタ」 
    「室内ソナタ」 
1972 フルート、弦楽器、2本のオーボエ、2本のホルンのための「ロンド」
    オペラ「アモルとプシュケ」
1973 ヴィオラ協奏曲「ロマンス」 
1974 チェロのための「練習曲」 
    チェロとオーケストラのための「変奏曲」 
1975 2つのヴァイオリンとチェロのための「舞踏曲」 
    五重奏曲「オラクルのしじま」 
    ヴァイオリンのための「マッティアのために」 
    フルートとチェンバロのための「シチリアーノ」 
    チェンバロのための「トッカータ」 
    ヴィオラのための「3つの夜想曲」 
    ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「三重奏曲」 
1976 ヴァイオリンのための「6つのカプリッチョ」 
   ピアノ協奏曲「月光」 
   10奏者による詩曲「ゼフィーロとパン」 
   ピアノのための「音楽会用練習曲」 
   メゾソプラノとオーケストラによる、「『アモーレとプシュケ』から序曲とアリア『もう一度』」 
   「第一ピアノソナタ」 
   クラリネットと弦楽四重奏のための「小四重奏曲 第1番」 
1977 フルート(in G)のための「遠景のオーラ」 
   器楽合奏のための「消えゆきながら」 
   オーケストラのための「夜明けのない国」 
   ソプラノとオーケストラのための「日の沈まない国」 
   フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための「小四重奏曲 第2番」 
1978 ソプラノとピアノのための「2つのメロディ」 
    ソプラノ、テノールと小オーケストラのための「亡き子供の歌」 
   音楽劇「アスパン」
1979 チェロのための「夜の境界」 
    ヴィオラのための「夜の境界」 
    ソプラノと器楽合奏のための「アスペルン組曲」 
    クラリネット合奏と小オーケストラのための「歩哨は夜、何を述べるか」 
    ピアノ、オーケストラ、合唱のための「アポクラーテの心象」 
1980 ピアノのための「アナモルフォシス」 
    フルート(in G)とピアノのための「フォーナス」 
    フルートとアルパのための「マーロンでしっと言うフォーナ」 
    アルパのための「トラキスにさらば」 
    ギターのための「トラキスにさらばII」 
    女声合唱のための「トラキスの女」 
    Cailles en sarcophage
1981 声、チェロ、ピアノのための「ヴァニタス」
   声とピアノのための「鏡の歌」 
    声とオーケストラのための「エフェーボ・コン・ラジオ」 
    合唱とオーケストラのための「フロス・フロールム」 
    12奏者のための「暗闇への序曲」 
    ヴァイオリンとヴィオラのための「メランコリー」 
    チェロとピアノのための「メランコリア I 」 
1982 オーケストラのための「夜の自画像」 
    バリトンとピアノのための「2つの新しい旋律」 
    クラリネット(in B)のための「目覚める前に我を殺せ」 
    オルガンと器楽合奏による「オーフィアムの闇」 
1983 弦楽三重奏のための「緋色がかった薬局」 
    弦楽四重奏とピアノのための「緋色がかった薬局II」 
    「ピアノソナタII」 
1984 クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための「海のケンタウロ」 
    フルートのための「ヘルメス」 
    2本のフルート、2本のクラリネット、ピアノのための「ナルシサスの泉」     オペラ「ローエングリン」 
1985 ヴァイオリン協奏曲「夜の寓話」 
    フルートのための「感謝の歌」 
    フルートのための「魔術をどのように生みだしたか」 
    6奏者のための「オベリスクの時」 
    フルート、声、打楽器のための「か弱き魂の極致」 
    アンサンブルのための「逆さまの空間」 
1986 鐘のための「完成への手引き」 
    コントラバスのための「白の探求 I 」 
    フルート、バスクラリネット、ギター、ヴァイオリンのための「白の探求 II 」 
    「白の探求III」 
    五重奏のための「貝殻の理性」 
1987 2本のフルートとピアノのための「ガラスのモチーフ」 
    「ピアノソナタIII」 
    ヴァイオリンとピアノのための「ソナチネ」 
    チェロ協奏曲「集中詩曲 I 」 
    フルート、クラリネット、チェロとオーケストラのための「集中詩曲 II 」 
    フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのための「集中詩曲III」 
    ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「三重奏曲 第2番」 
    混声合唱のための「水の蜃気楼」 
1988 オーケストラとナレーターのための「ボッロミーニの死」 
1989 フルートのための「雲をささげる証人たちの間で」 
    フルートのための「アルトンの明るき地平」 
    コントラバス協奏曲「遠くから読む」 
    フルートのための「花への讃歌」 
1990 メゾソプラノと現実の合成音のための「2つの海のアリア」 
    ピアノのための「隔てた空間の変奏曲」 
   オペラ「ペルセウスとアンドロメダ」
1991 バッハの音楽による2人のバレエ「ヴェネツィアの死」 
   バレエ「ヴェニスに死す」
1995 3人の奏者のための「ブッリへのオマージュ」
   ピアノソナタV  
1998 メゾソプラノと器楽アンサンブルのための「無限なる黒」 
    メゾソプラノと器楽アンサンブルのための「ガラスの声」 
   オペラ「わが裏切りの日々」
1999 6人の声、フルート、打楽器、エレクトロニックのための「しじまで歌える」 
   ヴェノーサ君主と美しきマリアの恐るべき物語
    フルートのための「ベルグソンの時計」 
    「フルートと乾いた音響のための死のドラム」
    ピアノ協奏曲「レチタティーヴォ・オスクーロ」 
2000 声、フルート4本、サクソフォン4本、打楽器とフルート100本・ 
サクソフォン100本のオーケストラのための 「海の調律による練習曲」 
    リコーダーのための「雲に捧げられたテキストの中で」(フルート版からの編曲) 
2001 弦楽四重奏曲 第7番  
2002 オペラ「マクベス」 

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  • 1ヶ月前
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長いものはダルいのだ。そうなると詩である。 - togetter

超いいかげんなことを言います。いわゆる純文学の大作は、時間にもっと余裕がある時代の産物であったと思う。いまや、僕たちにそんな余裕はない。そのこと自体はもちろん問題です。労働時間を短くし、長い文学を味読できる社会にするべく工夫したほうがいいでしょう。


僕などは本当に怠惰だから、努めて見てはいるがエンタメでさえ長いものはダルいのだ。もうキャッチコピー+αだけで十分である。密室劇も、なんか密室でワクワクすんぜ、で、結論は?くらいで十分。小説のスタンダードな枚数はもっと減らしてほしい。だいたい学術論文は50枚以下だ。


そうなると、である。僕の怠惰は徹底すると、もう密室劇の結論を押しつけられることさえダルいのである。それが楽しいんじゃないのかと言っている人たちはまだまだ怠惰でない。僕はもう、あ密室? くらいでいい。そうなると、詩である。

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  • 1ヶ月前
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2012.4.16未満

  • 歌曲の作曲にあたって
  • 詩について
  • 現代詩の流れ
  • 構築→音響→決断主義
  • 大衆化詩(詩のカラオケ化)
  • 近体詩=散文調
  • 現代短歌
  • 結社の事実上の解体→口語
  • どのような詩に歌をつけるのか
  • JPOP→曲に詞をつける→やや韻を踏む
  • 散文→語る(ヴォツェック)

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  • 1ヶ月前
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録音 11.04.08 16:10~16:18 上野公園園内〜上野駅ホーム

 半年ぶりに秋葉原へ行ってPCMレコーダーを購入しました。そのうち必要だなーと思ってたんですけど今日ちょっと上野へ寄ってたら花見で大盛況でして、ふとこれ録音してみたいなと思ったので思い切って貯蓄をはたいてきました。

 上野公園は見た事が無いくらい人でごった返していて、ディズニーに勝るとも劣らずという具合。上野駅の公園改札からずーっと大渋滞で、歩くのに普段の倍くらい時間がかかりました。というのも金曜に満開近くまで咲いて、ちょうど気温もいいしということで絶好の花見日和だったワケですね。昼間から飲んで歌ってという感じでガヤガヤしてたんですが、なんというか全体的にゆるくめでたい空気でどんちゃん騒ぎをやっているというのは楽しいなーと。嫌いではないです。

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  • 1ヶ月前
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2012.4.5

近藤譲「線の音楽」

 昨日学校の図書館を徘徊していたら偶然見つけたので、借りてきて昨日から読んでいる。いや、置いてないはずは無いのだが、どうも巡り合わせが悪かったというか、図書館に来るたび誰かが借りててなかなかお目にかかれなかったワケなのでございまして。今でも結構読まれているもんですな。復刻してもいいんじゃないかなあ。

 ところで、弁の立つ作曲家というのはあまり多くない。歴代の作曲家の面々を見ると、おおむねどっぷり鬱になって「俺めちゃくちゃ可哀想じゃね?」と同情を乞うような言葉ばかり垂れるタイプと、あるいは過剰に喧嘩腰で圧倒して無理やり説得させるタイプに二分することができるように思うのだけれど、近藤譲の場合はこのどちらにも属さない。豊穣な知性からなる呼吸の深い思考をもって、ややシニカルで衒学的な態度をとりながら言葉を紡いでいく。文体もややこしくないし、無駄に夢見がちでもない。芸術/音楽についてこのように率直に鋭く切り込むことができる近藤の存在は、日本の芸術作曲界の救いとも言える気がするのだけれど。

 さて要約などは別にまとめるとして、読み始めて早速先生に叱られる訳である。

 音楽の外から——哲学的、社会学的、政治的立場等から、或るいは文学的イメージの翻案等から——自分の音楽の方向を直接的に決めようとする人々は、具体的な音楽上の実践方法を適確に設定する事の難しさに悩み、逆に、作曲の現場でまず音楽を書いてみることから始める人々は、自分が受けた教育の結果である伝統的書法の殻から抜け出せずに行き詰まる。この二極的な考えから云えば、音楽外からのアプローチは、その主導理念が具体的な音楽上の基盤に立ったものでないだけに、解釈の仕方次第でどのような音楽をも正当化し得るという曖昧さを持っているし、一方、作曲の場で音楽書法技術だけを問う態度は、伝統に身をよせる保守主義者のようなものであり、伝統自体を批判的に検証する手段を持っていない。

 このふたつのアプローチのそれぞれの難点は、(略) どちらも「音楽がどのような形態であるべきか」についてのアプローチであって、「音がどのように音楽化され得るか」については何の議論も行ってない、という点である。

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  • 1ヶ月前
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日本橋高架下R計画

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  • 1ヶ月前
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  • いお: ふぉにきたああああ
  • いお: ぐへっへへ
  • いお: これは家主です
  • syzfonics: うっわ、何この人…
  • syzfonics: これは家主です
    • #skype
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  • 2ヶ月前
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Tumblrについて

  • 作曲家見習い(皿洗い)
  • 1991.08.29 / Saitama / (:3[___]
  • Contemporary music, Electronica, J-Rock ...
  • g91, Scratchband, NakaiKiichi etc.

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